それは、意識や神経に関係した症状が現れた場合です。
つまり、ただ単に頭が痛いとかめまいがするだけでなく「意識がはっきりしない」とか「呼びかけに応答出来ない」様なとき、「言葉のろれつが回らなくなる」「食べている途中で口の片側の端から食べ物がこぼれる」「顔の表情が左右で違う(片方の表情を変えられない)」「手足のどちらかの動きや感じ方が変」などの症状を伴った時には、脳自体や神経に障害が及んでいる可能性がありますので、救急車で専門医に駆け込む必要があります。
また、普段血圧が高い方が「いつもとは段違いの強い頭痛」を訴えるようになった時には、「くも膜下出血」の危険があり、頭をぶつけた直後には何ともなかったのに、時間が経つごとに「頭が重い感じがしてくる」とか「足がもつれるような感じがしてきた」ような時には、「硬膜下血腫」が疑われ、どちらも早急にCTでの確認が必要となりますので、気づいた時にはCTが撮れる専門医へ直行となります。
そして、「景色を見るとぐるぐる回るので、目を開けられない」とか「ガンガン響くような強い耳鳴りがする」または「耳が塞がれた様に聞こえにくい」といった症状がある場合には、耳の奥の体の向きを感じるセンサーである三半規管に故障が生じている可能性があり、特に、「音がモワンモワンと響いて聴き取れない」とか「特定の方向からの呼びかけに反応出来ない」という症状があったら、音を感じる部位まで障害が広がった可能性があり、早急に対応できないとそのまま聴力を失う事もあり得るので、まっすぐ耳鼻科を受診しましょう。
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