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2013年05月11日

がんのリスクの大きさ<何倍程度大きいか>

がんのリスクの大きさ<何倍程度大きいか>

6月の健康講座のために「中川恵一」先生の教えを乞いました。
何気ない生活習慣で発ガンのリスクがこれだけあるのだそうです。
やはりタバコがダントツですが、大量飲酒も負けてはいません。
週に450g以上のアルコールというのは、日本酒18合相当で、一日頭だと3合弱なんですよね。
毎日飲まずにはいられないという人は、ご注意です。
(日本酒1合につきアルコール25g相当になります。)
皆さん、程々の付き合いを心がけましょう。
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posted by shirokuma at 17:01| Comment(0) | FB覚書

2013年05月06日

ガンでの死亡率は増えているの?それともガンになるまで死ねないの?

実際にガンでの死亡数は増えています。
一年間の総死亡数の1/3は、ガンで占められており、65歳以上に限れば、死亡者の半数はガンによる死亡となります。
かの徳川家康の死因は胃ガンだったと考えられており、古来からガンという病気自体は知られていましたが、どうして近年になってこれほどガンが増えたのはなぜでしょう?それは、日本が世界に冠たる「長寿大国」となった証なのです。
というのは、ガンは、遺伝子の異常によって引き起こされる病気であり、その遺伝子異常は時間経過とともに蓄積していく、いわばガン細胞の発生は「細胞の老化現象」ともいえるわけで、高齢になればなるほど発生確率が上がります。しかも、ガン細胞の発生から実際にガンが発症するまでにも10年から20年はかかるわけであり、正直な話、長く生きなければ「なかなかガンになれない」という事になります。
かつては、病死と言えば感染症での死亡の事であり、体力のない乳幼児の段階でばたばた死んでいたため、江戸時代の末期で平均寿命が30歳そこそこ、戦前の昭和初期でもやっと40歳を超えるところであったものが、戦後の高度成長で十分な医療が行き渡らせられる様になったことと、医療そのものの進歩が相まって現在では80歳を超える平均寿命を誇る「長寿大国」になりました。それに伴い、それまでガンになる以前に死んでいた人たちが生き延びることとなったため、相対的に総死亡に対するガンの比率が増えることになり、逆に言えば、日本は、ガンにでもならなければ死ねない国になったんだという話になります。
posted by shirokuma at 11:35| Comment(0) | 健康講座

セーフティーネットで防ぎきれなくなったときに、ガンが発生します。

このように用意周到なセーフティーネットが張り巡らされていても、一定の確率でガンは発生してきます。残念ながらそれは、ある意味年齢による必然ともいえるのです。
というのは、年齢を重ねるにつれて、遺伝子のコピーミスによる損傷も蓄積されていきます。加えて、食事の中からすべての「発がん物質」を抜くわけにいかない以上、ガン化を推進する「ガン遺伝子」のスイッチがONとなる機会も増えてきます。それは、ガン化する可能性のある細胞の発生頻度が増えるということを意味します。
しかも、それを迎え撃つ「腫瘍免疫」はと言うと、残念ながらある年齢を超えると徐々に機能が下がってくるのです。
つまり、いかに叩き漏らさない様にモグラたたきをがんばっていても、だんだんモグラの出てくるペースが上がり、打つ方が疲れて反応が鈍くなってくると、いずれ叩き漏らしが出てしまうことになり、いつかは必ずガンが発生することになるのです。
ただし、その撃ち漏らしが発生した直後にガンが発症するわけではありません。そうやって網の目を潜り抜けた強運な一個の異常細胞が、倍々ゲームで自分のコピーを増やして目に見える大きさに育つためには、最低でも10年以上の年月をかけて、100万から1000万倍に増えることが必要となります。そうして腫瘍が目に見える大きさに育ち、腫瘍があることにより、体全体に影響が及ぶようになってはじめて、ガンが発症したことになるのです。なので、高齢になればなるほどガンの有病率が上がるということになります。
posted by shirokuma at 11:34| Comment(0) | 健康講座