理論派の救急医Hisaya Oyama先生のレポートです。
『自律神経失調症』について、知っておくべきことがほぼ完ぺきに要領よくまとめられています。
「突然現れて、いつの間にか気にならなくなっている」
「いつも同じ繰り返しかと思っていると、突然違ったパターンで現れる」
「同じような症状でも、症状を感じる場所や強さが変化する」
こういった症状の出方をする場合、神経系のいたずらである可能性が高くなります。
基本的に「自律神経失調」というものは、「身体が自律的に安定を保とうとする働き」と「自分がこなしたい社会的な活動」が食い違うために起きて来るものであり、Oyama先生がおっしゃる通り、自らの身体からの声に従って、安定したリズムを整えてあげることで症状が穏やかになっていくものでもあります。
実質的に、「つらいことが起きる」ことが困ったことなのではなくて、「つらさを招く生活をしていること」が困ったことなのです。やれることはやっていい、やりたいこともやっていい、ただし、「体が「ここまでだよ」と言ったら手を下す。」ただそれだけでいいんです。「いま、困っていない」のなら、「今やれていることに問題はない」のですが、「いま、困ったことになっている」のであれば、「今やっていることのうち、何かは変えていかなければならない」のです。「今までやって来た事が出来ないのがおかしい」のではなくて、「今の身体では耐えられないことをやろうとする」から、「つらくなる」のだという事を理解していただくと、体と仲良く過ごせるようになります。
症状をきつくしてしまうのか、軽く流せるかは、その体調の変化を受け入れるか、あらがうかで決まります。「やれる分やって、身体がここまでと言っているから、残りは明日」と、身体と対話しながら動いていれば、身体はスムーズに動いてくれますよ!
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