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2013年07月14日

『自律神経失調症』

『自律神経失調症』

理論派の救急医Hisaya Oyama先生のレポートです。
『自律神経失調症』について、知っておくべきことがほぼ完ぺきに要領よくまとめられています。

「突然現れて、いつの間にか気にならなくなっている」
「いつも同じ繰り返しかと思っていると、突然違ったパターンで現れる」
「同じような症状でも、症状を感じる場所や強さが変化する」

こういった症状の出方をする場合、神経系のいたずらである可能性が高くなります。
基本的に「自律神経失調」というものは、「身体が自律的に安定を保とうとする働き」と「自分がこなしたい社会的な活動」が食い違うために起きて来るものであり、Oyama先生がおっしゃる通り、自らの身体からの声に従って、安定したリズムを整えてあげることで症状が穏やかになっていくものでもあります。
実質的に、「つらいことが起きる」ことが困ったことなのではなくて、「つらさを招く生活をしていること」が困ったことなのです。やれることはやっていい、やりたいこともやっていい、ただし、「体が「ここまでだよ」と言ったら手を下す。」ただそれだけでいいんです。「いま、困っていない」のなら、「今やれていることに問題はない」のですが、「いま、困ったことになっている」のであれば、「今やっていることのうち、何かは変えていかなければならない」のです。「今までやって来た事が出来ないのがおかしい」のではなくて、「今の身体では耐えられないことをやろうとする」から、「つらくなる」のだという事を理解していただくと、体と仲良く過ごせるようになります。
症状をきつくしてしまうのか、軽く流せるかは、その体調の変化を受け入れるか、あらがうかで決まります。「やれる分やって、身体がここまでと言っているから、残りは明日」と、身体と対話しながら動いていれば、身体はスムーズに動いてくれますよ!
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実は“メタボ誘発剤”だった!? 夏にやってはいけないダイエット飲料との付き合い方

実は“メタボ誘発剤”だった!?
夏にやってはいけないダイエット飲料との付き合い方


いつもの繰り返しですが、「人は、自分の食べたもので出来ている」、そして「身体にとってはどんな栄養素であっても必要な物」であり「過剰な摂取、あるいはバランスをゆがめるほどの偏り」が、害を及ぼすのです。

白砂糖、白米、小麦粉の様に精白された食品の過剰摂取による害は、「一物全体」主義の方々ばかりではなく、多くのところで言われていることなのですが、ここでも問題となるのは、美味しさにつられての「過剰摂取」であり、それに伴う「栄養バランスの乱れ」が、身体の調和を乱しているのです。
例えば、玄米食は、栄養バランスに優れ、よく噛まないと食べにくいものであるから過食にもつながりにくく、多くの場合、肥満解消に大きな力を発揮するものなのですが、いかに単品として優れた機能を持っていたとしても、一日トータルでの消費カロリーと摂取カロリーとのバランスや一緒に取る副食のバランスが悪いと、十分な効能を期待できなくなってしまいます。

今回のテーマとなっている「ダイエット飲料」にしてもまた然りです。
「砂糖たっぷりの炭酸飲料よりはまし」という主張はうなづけます。しかしながら、「ダイエット飲料を飲んでいるから、カロリーは心配ない」ということではないのです。
なぜならば、その日の摂取カロリーは、朝から夜に布団に入るまでの間に口を通したものすべてを集めてみないと判らないものだからです。なので、ダイエット飲料でお腹を膨らませる癖をつけている人は、別の食べ物でも同じくらいお腹を膨らませるまで手が止まらず、気分的にはカロリーオフなのだけれども、実質、過剰栄養が続いているということをしばしば見かけます。

「何かをしているから、他はどうでもいい」とか「何かをやめたから、今までの分は帳消し」などという都合のいいことは、やっぱりないのです。
自分の行動の結果が、ちゃんと体に現れてきます。
自分の体を気分良く保ち続けるための王道は、やっぱり良いバランスなのです。
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血液ドロドロにご用心!

血液ドロドロにご用心!

暑い日が続いています、しっかり水分補給をしていますか?
脱水→熱中症は、ほぼ常識となりつつありますが、実は危険なのはそれだけではありません。脱水を起こすと、当然血液の濃度が上がりドロドロになってきます。そうすると血管の狭くなったところで血液の流れが滞りやすくなり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクまで高まってしまいます。
こちらの絵は、脳に障害が起こった時に出る典型的な症状をまとめたものです。
急な具合の悪さに加えて、こうした症状を自覚した時には、迷わず救急車を呼びましょう!
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