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2012年05月11日

初期には症状が出ない病気もあるって本当ですか?

自分で気付ける症状がなかなか出なくて、はっと気づいた時には手遅れになっている病気の代表が「癌」です。腫瘍を構成する癌細胞そのものは自分自身の細胞であるため、「癌」が存在するだけでは何の「症状」も感じることはできません。そして「癌」に侵された内臓そのものの働きが妨げられるほど進行した時に、初めて「症状」が表われてきます。それが、症状で気づかれた「癌」は手遅れの場合が多いと言われるゆえんであり、根治が可能な早期発見のためには、症状の有無とは関係なく、定期的な健診が欠かせない理由となります。
そのほか、高血圧、糖尿病、高脂血症などのいわゆる成人病の場合も、ちょうど車のエンジンの回転数を適正値以上に上げたまま運転しているようなもので、よほど極端な異常でない限りその異常自体での「症状」というものはほとんどなく、その状態が長く続くことで実際に故障が発生した時、いわゆる合併症が発生した時に初めて「症状」が表われてきます。
また、肝臓や腎臓などの機能に余力のある内臓の病気がゆっくり進行した時などにも、なかなか「症状」が表面化してこないのですが、いざ「症状」が表われた時には、すでに本来持っていたはずの能力の70%以上が失われていた等ということがありえます。
それに、発作が起こった時だけ大騒ぎする痛風や喘息などのような病気の場合も、発作が起きていないときには病気そのものがいなくなっているというわけではなく、発作を起こしやすい状態という形で潜んでいるのです。
このように、しっかり病気があるのにそれに気づく症状がないことって、結構あるものなのです。
タグ:身近な症状
posted by shirokuma at 12:41| Comment(0) | 健康講座
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