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2012年05月13日

強い症状が危険な症状とは限らない、症状が軽いから大丈夫とも限らない。

もちろん、くも膜下出血や心筋梗塞、腹膜炎、等々、とんでもなく強い「症状」を伴ってそのまま命に直結する病気は、いっぱいあります。
しかし、慢性の神経の病気や慢性肝炎などのように、軽いしびれやだるさの他には大きな「症状」がないため、ついそのまま過ごしてしまい「はっと気付いた時には取り返しのつかないことになっていた」という病気も多々見受けられます。
このように、「症状」の重い軽いは、必ずしもその病気の深刻さとは直結していないものなのです。
それでは、「症状」の重い軽いは何で決まるのでしょうか?
まず、一つ目のポイントは、炎症があるかどうかです。何かの感染症であったり、血管が詰まって組織に障害が及ぶなどすると、そこに炎症が発生することになり、「症状」が現れます。
この、炎症に伴う「症状」は単純に炎症の激しさとのみ相関します。ですから、大きな炎症を伴う急性の病気の場合には、病気の深刻さに比例した「症状」が表われるのですが、弱い炎症が慢性的に続く病気の場合、その時その時の「症状」はごく軽いため、つい見逃されてしまい、じわじわとダメージが進行するままに長い時間が経過することで、大きな後戻りできない変化が生じるわけです。
二つ目のポイントは、脳が感じる神経からの信号の強さです。体中のあちこちに体への負担を検知する神経のセンサーが埋め込まれています。このセンサーが反応することで脳にさまざまな信号が伝わり、正常ではないパターンでの信号を受け取った脳が「どこかが壊れそうになっているぞ」とか「今の状態が続くとまずいことになるぞ」という事を知らせるために、いろいろな「症状」を感じさせているのです。
この「センサーから正常ではない信号が出る」という所と「脳が判断して具合の悪さを感じさせている」というところが曲者で、その時の体調と精神状態によって「信号の出方」や「脳での受け取り」が違ってくるので、実際の危険の大きさと「症状」が一致しない場合が出てくるのです。
タグ:身近な症状
posted by shirokuma at 16:45| Comment(0) | 健康講座
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