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2013年04月06日

胸が痛いのは、みんな心臓のせいですか?

胸が痛いと聞くと、つい「心臓が悪いのではないか?」と思ってしまうものなのですが、必ずしもそうではありません。
確かに胸の中心に心臓があるわけですが、その裏側には食べ物を胃まで届ける食道があり、両隣には肺があり、胸全体を包み込むように肋骨や筋肉だってついるわけで、それらのどこが痛んでも、胸の痛みと認識されます。
実際に心臓に障害があって痛みが出る時には、胸の中心からみぞおちにかけて、「押しつぶされる」とか「掴まれるような」あるいは「突き刺さるような」というはっきりした表現になることが多く、痛み方も、時間によって痛くなったり痛くなくなったりと言うことはあまりなく、何時何分から痛みが始まったと言えるぐらいにはっきりした持続する痛みである事がほとんどです。
心臓の痛みに似ているのですが、「切り裂からるような」強い痛みを背中側に感じる時には、解離性大動脈瘤という病気が考えられます。
それ以外のパターンの痛みの時には、心臓以外からの痛みであることがほとんどです。
例えば、特定の姿勢や、運動の後に起きるものは、骨や神経に由来するものが多く、咳や呼吸のリズムに一致した痛みの時は、空気が激しく出入りする気管や肺を包む胸膜の炎症に由来する物であったり、強い痛みの時には肋軟骨にひびが入っている事もまれに認められます。
口が酸っぱく感じたり、げっぷを伴ったりする、胸がじりじり焼けるような痛みの時は、胃酸の逆流による「逆流性食道炎」の事が多く、肋骨に沿って電気が走るようだったり、焼け付くようだったりする鋭い痛みの時には、「肋間神経痛」であったりもします。
「肋間神経痛」と同様の痛みがあり、痛みの範囲に小さな水泡を伴う発疹を認める時には、「帯状疱疹」となります。
posted by shirokuma at 17:48| Comment(0) | 健康講座
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