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2013年04月27日

吐き気と下痢は、体の防衛反応。

お腹が変だと言ってまず思い浮かぶのが、「嘔吐・下痢」なのですが、実のところこれは、正常な生理現象であり、この症状自体は病気ではないのです。昔、理科の学習ビデオなどで、食べられないものを飲み込んだカエルが、胃袋を吐き出すというのを見た方もいらっしゃると思いますが、この症状はまさに、体がお腹の中にあってはいけない物を早くお腹から追い出そうとする防衛反応なのです。
その「お腹の中にあってはいけない物」が、ウイルスや細菌であったり、痛みかけた食べ物や何らかの毒物であったり、単に刺激の強い食べ物であったりもするわけで、その原因ごとに病名が変わってくるのですが、「食中毒」という括りで言えば一緒となります。そして、その時その時の体調であったり、お腹の状態によって、「どこまで耐えられるか?」という限度が変わってくるので、みんなと一緒に同じものを食べたのに、一人だけ当たってしまったとか、いつもと同じものを同じぐらいの量を食べたとしても、その時だけ当たってしまうということも起こります。
こうした、「食中毒」に伴う「嘔吐・下痢」は、基本的に出すくらい出してしまえば自然に落ち着いてくるものなのですが、その症状が落ち着くまでの間、何も摂取できない状態のまま体からどんどん水分が失われていくということになるので、脱水症を起こしやすいというところに注意が必要です。実際、ノロウイルス感染に伴う嘔吐・下痢は、おおむね3日間で落ち着くことが分かっており、体力のある成人の方の場合にはほとんど問題にならないのですが、体力の予備が少ない幼児や高齢者の場合、この脱水から重篤な状態に陥ることがしばしば見受けられるため、必要に応じて点滴をするなどして脱水を進行させない様にする事が大切となります。
posted by shirokuma at 17:21| Comment(0) | 健康講座
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