トランス脂肪酸の過剰摂取でうつ傾向となりやすいという、はっきりした疫学データはないのですが、ありうる話です。
ただし、炭水化物過多状態でうつ傾向が強まるという話は、糖尿病患者さんなどの疫学調査ではっきり認められております。
また、高齢者を中心に「しっかり食べているのに、力が出ない」とおっしゃる方に、食事の内容を詳しく聞いてみると、「ご飯=お米」を毎食しっかり食べているという半面、「ご飯を食べるだけで一杯なので、後はお汁ぐらいしか食べれない」というケースが多く、「お茶碗は持たなくていいから、おかずをしっかり食べましょう。おかずを食べ終わって、まだ隙間があるなら、そのぶんご飯を食べるようにしてみてね。」と指導することで、みるみる体調が改善されてきたりもします。
やっぱり「身体は食べたもので出来ている」のであって、バランスを欠いた食事で体調が歪んでくるのは、当然の話なのです。
身体や心の限界を超えた負担が掛かり続けると、当然そのストレスで滅入ってしまうわけで、ストレスに負けない強い体を手に入れるためにも、バランスのいい食事は大切です。
しかし、現にストレスに打ちひしがれている人に、「頑張って立ち向かえ」と言ってみたところで、既に心が折れているのに頑張れるわけはなく、とにもかくにも一時的に逃避して、心と体の状態の立て直しが必要となります。「やれる事をやれる様にやる事」は問題ないのですが、「やりたい事をやりたい位やる事」には注意が必要です。なぜならば、そうしたケースで「既にやれない事になっているのに、何とかしよう」とあがいている事が、しばしば見受けられるからです。それでは、頑張ろうとすればするほど、さらに心と体にダメージを蓄積させるだけで、改善を見込むことは出来ません。
常に「ねばならない」と壁に向き合うのではなく、一度ほっとした時間を作ってゆっくりおいしいものを食べ、心と体にゆとりを作り、そして「出来る事はあるかな?」と考えてみる。そうやって、自分の心と体と対話を繰り返し「出来る分ずつ前進する」ことが肝心となります。
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主人(55歳)がドック内視鏡検査で組織検査を行いました。ポリープではなく少し色調
に変化があり、青い液体を吹きつけその後組織を採ったようです。担当の先生の説明だと
癌やポリープがあると青い液体をはじき白く浮き出るが、そうではないので悪性の可能性は
低いが念のため組織を採った、とおっしゃったそうです。もう15年くらい毎年内視鏡検査を受け、その都度、慢性胃炎と潰瘍痕を指摘されています。5,6年前にはポリープの生検を
やっていますが良性でした。今回のような青い液体を使った検査は初めてです。
今回の検査では、だいぶ胃が荒れているので、ピロリ菌の除菌をしたほうがいいかも、と言うようなことも言われたようです。今回このような検査、指摘(ピロリ菌)が初めてあったのですが、一年で急に進むものなのでしょうか?喫煙はなく、お酒も一合くらい、暴飲暴食も
ありません。ストレスは仕事等で多少あるとは思うのですが。
青い液体を使ったということで不安を感じております。この液体については全く知りません
でしたので。青い液体を使った検査についてもお話伺えればと存じます。
長くなり申し訳ありません。
私も仕事家庭で、ねばならない、という場面が多くストレスをためています。出来る分ずつ前進する、先生のおっしゃることとても大事とおもいます。
色素散布と細胞検査を行ったとの事であり、ご心配ですね。
色素散布は、粘膜の微妙な凹凸を浮き上がらせて、病変の形と範囲を確認する目的で行われ、主に早期ガンを疑う時に行われます。
いま、健康講座のためにガンについて調べながらこのブログにも覚書を書きつつあるのですが、ガンそのものは、いきなり出来るものではありません。
しかしながら、目に見える大きさになって以降は、急激に進行してくるように見えるものであり、毎年カメラをやっていたおかげで、早期のうちに見つけてもらえたという話であろうかと思います。(最終的には細胞検査の結果待ちになるのですが…)
ピロリ菌についても、以前から胃潰瘍との関連は指摘されておりましたが、胃ガンとの関連がはっきりしてきたのはここ数年の話で、今年2月からは積極的な除菌を勧められるように保険も変わってきています。
たとえガンであったとしても、早期の状態で処置できれば、9割以上の5年生存が見込めますから、怖がらずに、主治医の先生と相談しましょう。
慢性胃炎、逆流性食道炎との結果でした。ピロリ菌除菌検討したいです。
今後も十分気をつけていきたいです。