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2013年09月01日

慢性疲労は万病の元

身体はとても正直です。
身体にとって、都合よく使われている間は、身体が不調を訴えることはまずありません。ところが、何らかの不都合があると、どんな小さなことでも色々な症状という形でしっかり報告してくれます。そして、それは、自分の行動に対して自分がどう思っているかということには、一切関係ないのです。
それでは、その不都合とはどういうことなのでしょうか?
それは、今の体調でやれる分の仕事の量になっているかと今やるべき仕事がやるべき順番でちゃんとやれているかどうかで決まります。
つまり、その時の体調次第で体の受け入れられる量が違ってくるし、不足の栄養があるときには早く欲しくなり、栄養が余っている時にはゆっくりでも大丈夫なのですが、身体が欲しいと思った時にちゃんと入れられるか?入れたものがちゃんとこなし終わって、受け入れ準備が整ってから次の食事をしているのか?というところが大事ですよという話になります。
なので、いつもと同じことをやっているのだからとか、食事はこの時間に食べるものとかいう、こっちの都合は一切考慮されないんだということを理解していただく必要があります。
タグ:胃のはなし
posted by shirokuma at 13:20| Comment(0) | 健康講座

2013年08月27日

胃の病気は、胃酸過多と運動変調から起きる

胃の症状というと、お腹がすいた時のジリジリと焼けるような痛み、食事をした直後のズキンと突き刺さるような痛み、食べた物がいつまでも胃にもたれて食欲が出ない不快感、突然にギリギリとしぼられるような痛み、等が思い浮かびますが、これらの症状はすべて、胃の粘膜に障害が起きているか、胃の動きが不安定になっている時に感じるサインなのです。
胃の中は、食べたものを消毒して安全に消化を進めるため、強い酸を含む胃液で満たされています。しかし、胃自体が、その酸で溶かされない様に厚い粘液を含む膜(粘膜)で守られています。粘膜自体は、胃酸の効果でじわじわと溶かされ続けているのですが、粘膜の外側に、新しい粘膜を作る粘膜下層という組織があり、通常の場合、十分なスピードで粘膜の補充が行われるため、胃酸の効果が胃壁内に及ぶことはありません。また、粘膜と粘膜下層には、神経のセンサーが入っていないため、粘膜が正常に入れ替わっている限り、何も感じられないものなのですが、(食べたものがそんな形で何処にあると言い当てられる人はいませんよね?)その粘膜バリアが何らかの原因で破綻を起こすと、胃酸が胃壁の中まで侵入してきて粘膜下層に炎症を発生させ、その炎症の信号がジリジリとかズキンとした痛みとして認識されるのです。
そして、その粘膜下層の外側には、腸での栄養吸収をスムースにするため、どろどろのスープ状になるまで食べ物を揉みこなすために、厚みのある強い筋肉の層があります。通常であれば、食べ物が胃に入ってくると自動的に筋肉の運動スイッチが入り、食べ物を揉みこなしながら少しずつ小腸へと食べたものを流していきます。ところが、あまりに勢いよくものを食べ過ぎて胃が膨らまされてしまったり、冷たいものや水物を多くとりすぎて、胃が冷やされて血液の循環が滞ったり、胃酸が薄められすぎたりすると、胃の中で食べ物を上手くこなせなくなり、胃の内容を小腸へ送り出すことが出来なくなるため、いつまでも胃が持たれるような感じとなったり、逆に胃の中にまだ食べ物が入ってきてはいないのに、不安などに伴う自律神経のいたずらで、胃の運動スイッチが入ってしまうと、胃が締め付けられたり捻じられたりする様な痛みを感じることになるのです。
タグ:胃のはなし
posted by shirokuma at 19:50| Comment(0) | 健康講座

2013年05月26日

何気ない生活習慣がガンを呼ぶ?

何気ない生活習慣がガンを呼ぶ?
posted by shirokuma at 11:06| Comment(0) | 健康講座